朧月夜

逢いたい時に

貴方は遠く


日を追う毎に

頭の中で紡いだ言葉が 

目紛しく変わっていく


電話越しじゃなく

目を見て話したい


携帯には頼らず

言葉を交わしたい 


貴方を想い

涙に暮れて

見上げた空は意地悪で

いつも決まって朧月夜

目眩

眩暈がするほど
笑顔が綺麗な

あなたが心に住み着いた

抱きしめたくなるような
愛おしいあなたとの時間

わたしにくれたたくさんのトキ


離れていても大丈夫だと思えたのは
あなたの優しいコトバたち

たくさん

たくさん

くれたのに


微塵も

微塵も

返せてない


映し出すのが下手で
ごめんね

表すことが下手で
ごめんね


気持ちはこんなにも

溢れだしそうなのに

久遠

きみは誰よりも優しい人なのに

なぜそんなに悲しい瞳をするの


きみは誰よりも痛みを解る人なのに

なぜ自分を痛め付けようとするの


きみは応えを先送りにしたまま

此処から居なくなったね


夢から覚めたとき

きみが居ないという現実を

受け入れることが出来ない

写真立てのきみは
いつも私を見て煌めいているから

今にも動き出しそうに
いつも私を見て微笑んでいるから

月暈





久しぶりに
夜空を見上げた

目に飛び込んできた月

まわりには光の輪

幻想的な月暈


幸運のサインだと

いつか聞いたことを

ふと
思い出す


でも
私が見つけた
月暈の中の月は

小さく欠けていた


明けがた
また空を見上げてみた

その時にはもう
月暈は消えていて



知らぬ間に


頬を一筋涙がつたった