久遠の君

早過ぎる

冬めく街
 
否応無しに想い出す

君とはじめて出逢った日の記憶


あの日

相応しくない程の寒さに

手足の感覚を失って行く中


不思議な感覚の温かさに

心も体も

埋め尽くされていった



今でもしっかりと覚えてる


マスク越しでもわかる

満面の笑みと共に




足早に過ぎていく日々を感じながら

ふと忘れてしまいそうな位

次に逢う約束の日だけが

久しく遠く



想い起こすのが苦しくなり始めた

掌の温もり

優しい香り

包み込んでくれるもの全て


Oto
  • 立ち寄って頂いて
    ありがとうございます。

    共感頂ければ幸いです。

    詩によるコメントには拙いですが、返詩させて頂きます。

言の葉

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