迷子

幼い頃の無垢で純真な心に

いつしか


あらゆる色が混ざり合って


沢山の邪心が芽生え


何もかも

人任せにして


自分を

置き去りにして


頑なに
俯きながら


辿り着ける居場所を

探している


前を見据えていないと

簡単には見つからないのは

わかっているのに

抜け殻





心の中が抜け殻のように

なってしまってから


悲しみも何も


伝える術さえ忘れてしまった


ただ其処で

ずっと佇んだまま


拭っても拭っても

涙だけが後から後から溢れ出す


ひとりきりじゃ間に合わない

ひとりきりじゃ堪えきれない


でも

もう此処に

あの人はいない

Heavy rain

こんなにもあなたのことを

知らなければよかった


わすがな期待が絶望へと変わるなら


あんなにもあなたのそばに

居なければよかった


刹那的な繋がりだと

知っていたはずなのに



窓を打ち付ける雨は

私をまるで責め立てるかのように

激しさを増す



移ろい行く風音とともに

朧月夜

逢いたい時に

貴方は遠く


日を追う毎に

頭の中で紡いだ言葉が 

目紛しく変わっていく


電話越しじゃなく

目を見て話したい


携帯には頼らず

言葉を交わしたい 


貴方を想い

涙に暮れて

見上げた空は意地悪で

いつも決まって朧月夜

目眩

眩暈がするほど
笑顔が綺麗な

あなたが心に住み着いた

抱きしめたくなるような
愛おしいあなたとの時間

わたしにくれたたくさんのトキ


離れていても大丈夫だと思えたのは
あなたの優しいコトバたち

たくさん

たくさん

くれたのに


微塵も

微塵も

返せてない


映し出すのが下手で
ごめんね

表すことが下手で
ごめんね


気持ちはこんなにも

溢れだしそうなのに

久遠

きみは誰よりも優しい人なのに

なぜそんなに悲しい瞳をするの


きみは誰よりも痛みを解る人なのに

なぜ自分を痛め付けようとするの


きみは応えを先送りにしたまま

此処から居なくなったね


夢から覚めたとき

きみが居ないという現実を

受け入れることが出来ない

写真立てのきみは
いつも私を見て煌めいているから

今にも動き出しそうに
いつも私を見て微笑んでいるから

月暈





久しぶりに
夜空を見上げた

目に飛び込んできた月

まわりには光の輪

幻想的な月暈


幸運のサインだと

いつか聞いたことを

ふと
思い出す


でも
私が見つけた
月暈の中の月は

小さく欠けていた


明けがた
また空を見上げてみた

その時にはもう
月暈は消えていて



知らぬ間に


頬を一筋涙がつたった

眩耀

過去も現在も未来も

全てを抱きしめ

強く固く絆を結ぶ


在り来りな言葉では

足りないから


夢中で何度も言葉を探す


瞳が輝きを取り戻すようにと

波と空き缶

蹴飛ばされた空き缶のよに

心の奥の方が鬱屈する


寄せては返す波のよに

心の奥の方が揺らいでる


規則的に見えて

何処かちぐはぐで


我武者羅な様でいて

何処か冷静で


それでいて実は単純なんだと

見抜いたのは

君だけ