花吹雪

風が吹き付けて

桜が散り乱れる

受け止めたくて

差し出した掌

また風に揺られて

花びらは

微笑むあなたの頬を掠めて落ちた

散敷く花びらを見つめる

とても綺麗だけれど

無性に哀しくて

気がつけば

あなたの手を握っていた

握り返すその手の温もりが

心にまで沁み透り

行こうかと促すあなたの優しさが

どうしようもなく愛おしい

Oto
  • 立ち寄って頂いて
    ありがとうございます。

    共感頂ければ幸いです。

    詩によるコメントには拙いですが、返詩させて頂きます。

言の葉

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