桜が舞い散る佇いに
私の心も騒めき 響めき
あなたと見た桜を思い描く
あの日ば戦ぐ風も少なく
花びらを散らさずにただ躍っていたね
もう一度逢えるかな
葉桜になる前に

吹き溜まり

今にも泣き出しそうな
空を見上げて
君の温もり忘れかけた手を
ポケットに仕舞い込む
雑踏にかき消されていく
微かに耳に残る君の笑い声
横を足早にすり抜けていく人の波
行き場のない僕は
まるで吹き溜まり

十月桜

この時期を選んで花咲く
十月桜
散った後から
また花開く
そんな風に挫けた心も
すぐに取り戻せばいいのに
咲き誇る花を見上げ
美しさに心奪われながら
自分の弱さを垣間見る