語らい

ふと目覚めたら
あなた越しに
窓の向こう
暗闇に月がいた
瞳を閉じても
瞳の中にも月がいた
もう
眠れそうにはないから
しばらく
月と語り合う
そのうち
あたりは色づき始め
月との会話も尽きることだろう

瞳を開いてみた
空を見上げてみた
風が髪をなでていく‥‥
木漏れ日が影をうつす‥‥
何かしら変わっていく気がした
ほんの少しづつだけど
振り返ることを止められるかもしれない
そんな気がした
ほんの少しづつだけど

泣きたいなら
もっと泣いてもいいよ
私がこの手で拭ってあげる
溢れ出すなら
もっと叫んでもいいよ
私がこの手で受け止めてあげる
淋しいのなら
もっと甘えてもいいよ
私がこの手で抱きしめてあげる