驟雨

篠突く雨
未だ降り止まず
尖った刃物で
刺すように
鋭い刃物で
切り裂くように
盾を持たない私に
容赦なく降り注ぐ
ただ
ただ
痛みを怺え
冷たさに耐え
立ち尽くし
耳をすます
あなたの
足音を捜しながら

溢れるから

泣いてばかりいてはいけない
俯いてばかりいてはいけない
そんなことは
もうとっくに
わかっていたはずなのに‥‥
少しの間だけならいいかな
どうしても涙が止まらないの
訳もなく溢れ出すの
耳を澄ましても
誰の声も聞こえないの
しばらくだからこのままでもいいかな