儚く

伝えたいことがあったのに

伝えられないまま時は過ぎる


留まることなく流れ行く季節に

おいてけぼりの私


あの頃の想いをそのままに

あなたに逢えない日々だけが

心に差し響く


伝えたかったことは

今は心の奥底で儚く

そう
いつのまにか


儚くなる

プロテクション

ないがしろにされたきみは

なおざりにされたきみは


いつしか
音を発しなくなった

それでも笑っていたんだ

瞳を哀しそうな色に染めて


きみを護りたい

きみを癒したい


暫くの間でいいから話をさせて

なんてことはない

たわいもない話

きみは

無理をして笑わなくても

無理をして話さなくても


其処にそうしているだけでいいから


もう瞳に映さなければいいんだ

君を弑するモノのことなんて

sos

誰かに助けてと

縋るのは容易い事


誰かに聞いてと

愚痴るのも容易い事


でもたったそれだけの振る舞いが

簡単な筈のそんな挙止が

生半可には出来なくて


只々苦しくて

只々辛くて

殻に篭る


自ら破れない堅い殻


呟きも

身震いも

外には届かない


そんな微かなものだけど

私には聞こえたから

私には感じ取れたから



見逃したりはしない

きみの助けを乞う瞳

絡まった糸

独りよがりな優しいことばに

淋しさが溢れだす

単なる身勝手かもしれない

唯の取り違えかもしれない


だけど今はあなたの言葉に

心が震えない

心に響かない


縺れてしまった心の糸は

理が非でも解けない

狂おしいほどに


愛している筈なのに

旅立ちのとき

さよならは言わない

だってきみの旅立ちのとき


会えなくなることなんかより

きみの未来を見据えていたいから


優しい手に触れられなくなっても

きみの秘めた力を信じたいから

新しい場所が

ちゃんときみの場所になるように

さよならは言わない

無心

今宵の月は

いつにも増して

幻想的に神秘的に


まるで心の奥底まで

見透かすように
光を放っていた


濁った心を
洗い流して欲しくて

肌寒さも忘れて

ただひたすらに見入っていた

追憶の欠片

一緒にいるだけでただ楽しくて

冗談ばかり言い合って

お腹を抱えて笑ったり

たまには喧嘩もしたね


まさか

手を離す日が来るなんて

考えも及ばなかったから


宙を舞う掌は行き場を失って

ふたりのサヨナラを台無しにした


上手く笑えていたかな

少しは心に刻まれたかな


2人のセピア色の追憶の欠片

personality





たまには
歩みを止めて

躊躇わずに休んでみよう

大丈夫

元気が出たら
また歩き出せばいい

前を向いて


人に合わせる必要は無いから
自分の歩幅でゆっくりと