春雨

迸るように あまりにも春雨が激しくて 携帯の向こうの あなたの声が上手く聞き取れない 躍起になって あなたの言葉を拾い集める 瞳を閉じて 耳を傾け 物狂おしいくらい ほうら いつも通りの穏やかな物言いが 騒つくわたしの心 […]

右側

あなたと手を繋いでいる時も あなたと電車に乗る時も わたしの立ち位置は いつも決まってあなたの左側 わけなんてない しっくりくるだけ だからあなたに逢えない日には 右側がやたらと心もとない

桜は蕾のままがいい キミは云う 満開の桜は綺麗だけれど 散りゆく様は儚すぎると キミは云う 花はまた咲くために 散るのだと 呟いたワタシの言葉が 宙を舞う 一呼吸置いて キミは微笑む 何も云わずに ワタシの言葉は届きまし […]